「N」と「NN(XN)」を使い分けるコツ

「ん」を入力するときには、「N」と「NN(XN)」の 2 通りの方法があります。しかし、これらの使い分けが難しく、結局いつも「NN(XN)」と入力してしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事では、私が「N」と「NN(XN)」を使い分けるときに意識していることを紹介します。私の方法が全員に合っているとは限りませんが、参考になれば幸いです。

目次

「N」が使える場合と使えない場合

(知っている方も多いと思いますが)「ん」を入力するときに「N」が使えるのは、次の文字が「A,I,U,E,O,N,Y」以外のときだけです。次の文字が「A,I,U,E,O,N,Y」のいずれかの場合は、「NN(または XN)」と入力しなければなりません。

よくわからない……という方は、次の記事を参照してください。

関連記事:ローマ字入力で「ん」を効率的にタイピングする方法

「N」と「NN(XN)」を使い分けるポイント

基本的に「N」を使う

「NN(XN)」を使う癖がついていると、「N」に矯正するのは難しいです。なぜなら、とりあえず NN(XN)と打っておけば入力できるからです。NN(XN)と入力すれば間違いないので、惰性で NN(XN)を使い続けてしまうのです。

ですから、基本的に「N」を使う癖をつけましょう。どんなときでも「N」を使うようにすると、「ん」が入力できないパターンが見えてくると思います。

  • 次の文字が母音のとき(例:んあ……NA→ な)
  • 次の文字がや行のとき(例:んや……NYA→ にゃ)
  • 次の文字が「ん」のとき(例:んん……NN→ ん)

このようなパターンを感じ取り、即座に「NN(XN)」に切り替えることで、「N」と「NN(XN)」を使い分けることができるでしょう。

「N が使えないパターン」を見分けるコツ

そうは言っても、「N が使えないパターンが見分けられない」という方が多いと思います。

私は、はじめのうちはまったく見分けられませんでした。しかし、慣れてくると勘で見分けられるようになります。どんな勘か、と言われると言葉にしづらいのですが、おそらく「音の響き」で判断しているのだと思います。

N と NN(XN)の見分け方(私の場合)

「んあ」っていう音はこもっている感じで「な」に似ているなぁ。そういえば、「NA」と入力してしまうと、「な」になってしまうな。「NA」ではなくて「XNA」を使おう。

こんな感じで、結構適当です。私の場合は、音の響きで何となく違和感を感じ取り、「N」と「NN(XN)」を使い分けているのだと思います。

音の響きで判断するときの注意点

この判断方法は慣れると簡単なのですが、ある弱点があります。それは、「『んを』を『NNWO(XNWO)』と入力してしまうこと」です。

「を」の音と「お」の音はほぼ同じなので、「んを」を「んお」と読んでしまいます。すると、「XNO」と入力するのと同じように、「XNWO」と入力してしまうのです。(本当は「NWO」で OK)

音だけを頼りにしてしまうと、「んを」に対応できないので、注意が必要です。(私は今でもたまに間違えます)

まとめ

ここで紹介したコツは、あくまでも私自身が意識していることです。この方法で判断できるようになる人もいるでしょうし、他の方法で判断するほうがやりやすい、という人もいるでしょう。

ですが、「N」と「NN(XN)」をどんな方法で見分けるのであっても、基本的には「N」を使おうとする意識が大切だと思います。

fiore
fiore

自称C++er。

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