タッチタイピングの練習で気をつけるべきポイント7つ

タッチタイピングを身につけるためには、押さえるべきポイントがあります。

このポイントを知らずに練習すると、習得に時間がかかったり、習得できなかったりするかもしれません。

ぜひこの記事を参考にして、練習してみてください。

目次

1. ホームポジションを守る

ホームポジションとは

ホームポジションとは、下の画像の色がついている場所です。

ホームポジションの位置

まずは、自然とホームポジションに手を置けるようにしましょう。

キーボードの表面を、よく見てみてください。F キーと J キーには、突起がついているのが分かるでしょうか。この突起がついているキーに、左手と右手の人差し指を置きます。

そのほかの指は以下の通りです。

左手小指薬指中指人差し指  人差し指中指薬指右手小指
ASDFGHJKL

また、親指はスペースキーに乗せましょう。手首は下に付けても、浮かしていても大丈夫ですが、付けたほうが楽だと思います。

この位置が、基本の位置になります。

ホームポジションは構えである

ホームポジションというのは、いわゆる「構え」です。

つまり、次の動きに備えて、待っておくための場所なのです。

ですので、1 つのキーを打ったらホームポジションに戻るということを意識しましょう。

例えば「U(う)」を打つ時には、

  1. 右手人差し指を上に動かす
  2. U キーを押す
  3. 元の J キーの場所に戻る

という手順を踏みます。

このとき、ほかの指が(多少)一緒に動いてしまっても大丈夫です。

ただ、最低 1 つの指(例えば右手小指)をホームポジションから動かさないようにすると、打ち終わったあとにホームポジションに戻りやすくなるでしょう。

ホームポジションを守るメリット

「なぜホームポジションを守る必要があるの?」

「タイピングが遅くならない?」

と思う方もいるかもしれません。

しかし、ホームポジションを守ると、以下のようなメリットがあります。

  • 使う指を固定できる
  • キーの場所を指の動きで覚えられる
  • 指の動きを最小限にでき、タイプミスが減る

これらのことから、ホームポジションを守ることで、早くタッチタイピングを身に着けることができるのです。

2. 運指表通りに入力する

運指表とは

「運指表」という言葉は、リコーダーなどの楽器で聞いたことがあるかもしれません。

リコーダーの運指表は、「どの穴をどの指で押さえるか」を表します。

それと同じように、パソコンのキーボードにも、運指表があります。

運指表

これは、「どのキーをどの指で押すか」が描かれた表のことです。

この場合、水色が小指、緑色が薬指、黄色が中指、オレンジとピンクが人差し指が担当するキーを表しています。

指が担当するキー

基本的には、縦 1 列に並んだキーを同じ指で打ちます(人差し指は 2 列)。キーは斜めに並んでいますが、体は斜めにしないようにしましょう。

たとえば、「あいうえお」は、以下のように打ちます。

  • あ(A)左手小指を、ホームポジションに置いたまま打つ
  • い(I)右手中指を、ホームポジションから奥に出して打つ
  • う(U)右手人差し指を、ホームポジションから奥に出して打つ
  • え(E)左手中指を、ホームポジションから奥に出して打つ
  • お(O)右手薬指を、ホームポジションから奥に出して打つ

どのキーを打つときも、運指表に従って打つようにしましょう。

※運指表とは違った指で入力する方法もありますが、タッチタイピングをまだ習得できていない方がやっても余計に混乱するだけなので、運指表に従って打つことをおすすめします。

ただし、「ー(伸ばし棒)」は例外的に、薬指で打っても小指で打っても大丈夫です。

詳しくは次の記事をご覧ください。

関連記事:「ー」(伸ばし棒)を薬指・小指でタイピングするときのコツ

3. かたまりを意識して入力する

日本語をローマ字に分解しない

ローマ字入力で「か」と入力するときには、「K」を押して、「A」を押しますよね。

ですが、「かきくけこ」と入力するときに、

「K キーを押して、それから A キーを押して……」

のように考えていては、タイピングが遅くなってしまいます。

また、頭で考えた文章を入力したいときに、わざわざ「日本語 → ローマ字」という変換を頭で考えてしまっては、書きたい内容に集中できませんよね。

ですから、最低限「日本語」を「日本語」のまま入力できるようになりましょう。

例えば、「か」と入力するときは、「KA」という一連の流れを意識するのです。

「か」を入力するときに、「K→A」の 2 アクションではなく、「KA」と一気に入力できれば、「日本語 → ローマ字」の変換作業は必要ありません。

練習の時から、ひらがな 1 文字を一気に入力するクセを付けておくと良いでしょう。

実際に打つ文字を声に出し、脳内で勝手に「日本語 → ローマ字」と分解させないようにするのも効果的です。

よく出てくる並びを意識する

日本語の文章には、

  • ~です
  • ~ます
  • ~だ
  • ~である
  • ~では

のように、「よく出てくるフレーズ」があると思います。

このようなフレーズは、一気に(まとめて)入力する練習をしておくと、実際のメールのやりとりなどで役に立つでしょう。

「よろしくお願いします」や「ありがとうございます」のように、少し長くてもよく使うものは慣れておくと良いでしょう。

英語の文では、

  • the
  • ex ~
  • pre ~
  • ~ tion
  • ~ able
  • ~ ing

といったよく出てくる単語・接頭辞・接尾辞を一気に入力できるようにしておくと、タイピングスピードを上げることができるでしょう。

4. キーの場所は指の動かし方で覚える

タッチタイピングでは、たくさんのキーの場所を覚える必要があります。

しかし、「左上から Q,W,E,R……」のように並び方を覚えても、とっさに入力できるようにはなりません。

  • 「あ」は左手小指をホームポジションにおいたまま打つ
  • 「い」は右手中指をホームポジションから奥に出して打つ

というように、体の動きで文字の入力方法を覚えるようにしましょう。

ひらがな 1 文字 1 文字と、体の動きを対応付けていくイメージです。

文字の入力方法を、体の動きで覚えるようにしましょう。

5. 絶対に手元を見ない

タッチタイピングの練習中に、手元を見てはいけません。

「手元を見て入力する」技術と、「手元を見ずに入力する」技術は、全く方向性が違います。

「手元を見ずに入力する」練習中に手元を見るのは、「手元を見て入力する」練習と同じです。

これでは、いつまでたってもタッチタイピングは習得できません。

「キーの場所がわからないからどうしても手元を見てしまう!」

そのような方は、運指表を別のウィンドウで開いておくと良いでしょう。運指表をデスクトップの壁紙にしたり、印刷して壁に貼っても構いません。

キーの場所がわからないときは、手元を見ずに画面で確認することで、手元を見る癖をなくすことができます。

※壁紙の設定の仕方がわからないという方は、次の記事をご覧ください。

関連記事:Windows 10 でデスクトップ画面の背景を変更する方法

6. ある程度慣れたら一定のリズムで入力する

タッチタイピングに慣れてくると、「時間をかければなんとかキーの場所がわかる」状態になります。

そのようなときは、なるべく一定のリズムで入力することを心がけて入力してみましょう。自分が苦手な文字・得意な文字というのがわかってくると思います。

この「一定のリズム」は、自分が打ちやすいスピードで大丈夫です。「1 秒でひらがな 1 文字」や「0.5 秒でひらがな 1 文字」など、自分でリズムを取りながら入力すると良いでしょう。

※「かたまりを意識して入力する」で紹介したように、「1 秒でアルファベット 1 文字」ではなく、「1 秒でひらがな 1 文字」で入力するようにしましょう。

7. なるべく毎日練習する

タイピングに慣れていない状態で、長時間練習することは難しいです。30 分の練習でも、頭や体に相当な負担がかかります。

タイピングの練習を長時間続けていると、腱鞘炎になる可能性もあります。

ですから、無理をしないということを心がけましょう。

長時間の練習は、集中力も続きません。短い時間(10 分~ 20 分程度)の練習をなるべく毎日続けることをおすすめします。

絶対に毎日練習しなければならない、というわけではありません。ですが、2 日や 3 日練習をしない日が続くと、キーの場所をすっかり忘れてしまいます。

キーの場所が体に染み込むまでは、なるべく毎日練習するようにしましょう。

まとめ:休息も忘れずに

タッチタイピングがどうしても上達しない、と嫌気がさすこともあるかもしれません。そんなときは、1 度パソコンの前から離れて、散歩をするなり寝るなりすると良いと思います。その日はできなかったことが、次の日には簡単にできてしまうことはよくあります。

休息は、タイピングの練習に不可欠です。(何度も言いますが)絶対に無理はしないようにしましょう。

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fiore

自称C++er。

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